思いを言葉にすることの大切さ。

これはどの人間関係にも言えることだとわたしは思いますが、

”自分の気持ちを言葉にして相手に届けること”。

これは良好な人間関係を築くには必要不可欠なコミュニケーションのひとつだと思います。

”ただ、思っていることを口にする”

のではなく、

自分がなにをどう感じていて、それによってどう考えているのか、

感情や偏見を乗せずに、

どの言葉を選んだら相手に誤解なく伝わるかに重点をおいて、

冷静に伝える意識が大事です。

こんなえらそうに言っていても、

このことに気づいて、行動できるようになったのも、彼と関わりはじめてからです。

彼との毎日の中ですこしずつすこしずつ

お互いに『相手に伝わった』という成功体験を積んで

どうして伝えることができたのだろう？

誤解なく意思疎通できるようになった理由はなんだろう？と

ふたりでもひとりでもよく考え、話し合いを繰り返してきたからだと思います。

よく『言わなくても伝わる』『空気を読める』というコミュニケーションの取り方が素敵と言われますね。

たしかに周りに気を利かせて動けることは素晴らしいことですが、

恋人や夫婦、家族、近しい友人など、大切な人に自分の気持ちを伝えるときに

”察してちゃん”になっていては、伝わるのにとても時間がかかるか、なにも伝わらないという残念な結果になってしまいます。

人間ひとりひとり、性格違うし、育った環境も違う。

経験してきたことも違うし、趣味嗜好も感性も異なる。

それは当然なのです。

その”違い”をどう把握し、理解するか。

そしてそのためにどう伝えるか。

それができる人間同士が信頼関係だったり、愛情を育むことができる相性なんじゃないかな。

まずは自分の中で”自分の思い”を整理してみよう。

そして相手に向けて発する言葉を考えてみる。

「この言葉で理解してもらえるかな」「誤解されないためにこれも補足しよう」

なんてぐるぐる考えてやっとまとまった言葉であれば、

そこには相手を思いやる気持ちが込められているはずだから、

多少相手にとって理解が難しいことがらでも、穏やかに聞き入れてくれるはずです。

自分の中でも伝えたいことや思っていることを

整理できていないうちに相手にぶつけてしまうと、

返ってきた言葉に感情で返してしまうことが多くなってしまいます。

喧嘩なんてしたくないのに。

ついカッとなってしまって。

なのでわたしはまず自分と向き合ってから話します。

もしくはモヤモヤっとしたときもその場で言葉を返すのではなくて、

時間をおいて考え、後日彼に聞いてもらうようにしています。

「またその話ー？」と嫌がらない彼には感謝です。

『言わなくても伝わっている』かもしれないけど

わたしは言葉で確認がしたいです。

目で見たものと、耳で聞いたことを優先して信じる。

勝手な憶測で、いまある幸せを壊したくない。

その分めんどくさくて疲れるけれど。

そうして築いてきたわたしと彼の信頼は確かなものだと思えるから。

これからも言葉のコミュニケーションは大切にしていきたいな。